阿佐ヶ谷について

文士が育んだ伝統とクリエイティブな文化が交差する活気溢れる街

駅を挟んで南北に伸びるけやき並木、阿佐谷パールセンター商店街をはじめとする活気ある商店街、通好みの企画で愛好者を引きつける映画館や小劇場。阿佐ヶ谷の街は、このように多くの「顔」を持ち合わせています。さらに、「阿佐ヶ谷文士村」と呼ばれた文化サークルがかつて存在するなど、どことなく落ち着いた文化的な空気が流れています。
「阿佐ヶ谷文士村」は、1922年のJR中央線の阿佐ケ谷駅開業や、その翌年に起こった関東大震災による人口流入の影響で、多くの詩人や小説家などがこの界隈に暮らし始めたのがきっかけで形成されました。彼らが残した知的な香りが、街角やイベントなど、あちらこちらに受け継がれています。

街の歴史

「阿佐谷パールセンター商店街」のホームページによると、南北朝時代に「あさかや殿」という土豪がおり、その頃より一帯が「あさがや」と呼ばれていたようです。江戸時代には「阿佐ヶ谷村」となり、明治時代に行われた町村統合で「杉並村」となるまで続きました。
大正末期に始まり戦前に全盛を迎えた前出の「阿佐ヶ谷文士村」ですが、その中心的人物は、1927年から荻窪に住み『荻窪風土記』を著した井伏鱒二。阿佐ヶ谷では、界隈に住む文士たちと「阿佐ヶ谷会」なる会合を月に一度催し、将棋をさし、酒を呑むような交流がありました。また、太宰治、川端康成などの名だたる作家も阿佐ヶ谷を闊歩していました。

見どころ

阿佐谷パールセンター商店街

JR阿佐ケ谷駅南口から徒歩1分、「阿佐谷七夕まつり」のメイン会場となることで有名な商店街です。現在は2代目となる白とピンクを基調にした明るいアーケードが設置され、毎日多くの買い物客で賑わっています。「阿佐谷七夕まつり」以外でも、「阿佐谷ジャズストリート」と同時開催する「ハロウィン仮装コンテスト」や「阿佐谷ワンニャン写真展」などのイベントも盛んです。

中杉通りのけやき並木

中杉通りとは、世田谷区から杉並区を経由して練馬区まで続く東京都道427号瀬田貫井線の中の、杉並区役所前~貫井二丁目までの区間を指す通りです。さらにその区間中、青梅街道との交差地点から早稲田通りとの交差地点の間約1.6㎞には、けやきの街路樹が整備されています。このけやき並木は、戦後復興中の1954年に119本が植栽されたのが始まりで、現在は東京でも最大規模のひとつに数えられています。

飲み屋街

「阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り」が行われていることからもわかるように、駅周辺には飲み屋街が広がっています。「ビール自慢の店」、「ワインの品揃えがバツグン」、「店主が気さくで話し好き」など、お店のバラエティも豊かなので、ゆっくり一人飲みでも、グループで盛り上がるのもOK。足しげく通える自分好みのお店を、ぜひ探してみてください。

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阿佐谷北のおしゃれエリア

ここ数年、阿佐ヶ谷の街でひっそりとオシャレなエリアに成長しつつある、駅の北側エリア。女性好みのカフェやスイーツ店、雑貨店、古着屋などが次々とオープンしています。お店の多くは、旧中杉通りにあたる松山通り付近に集まっていますが、お店がお店を呼び込む好スパイラルが出来上がっているそうで、これからも目が離せません。

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阿佐ヶ谷神明宮

JR阿佐ケ谷駅北口から徒歩約2分、こんもりとした森の中に鎮座するのが、阿佐ヶ谷神明宮。全国でも珍しい災難厄事全てを取り除くという「八難除祈祷」を行なっており、地元住民だけでなく、国内外の観光客の参拝も多いそうです。境内にある能楽殿では、「観桜会」、「薪能」、「観月祭」などが催されます。「神むすび」と名付けられたカラフルなレースのブレスレット型お守りは、限定バージョンもあり大人気の一品です。

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人気の老舗和菓子店「うさぎや」

東京で美味しい「どらやき」といえば、真っ先に「うさぎや」の名前を思い出す方も多いでしょう。阿佐ヶ谷のほかにも上野、日本橋にそれぞれ同名の独立した店舗があり(いずれも親戚が経営)、まさに三者三様の魅力があります。阿佐ヶ谷では、「どらやき」以外に「うさぎ万頭」や日持ちのする「兎月最中」も人気で、どれも杉並土産の定番。歴史の重みを感じつつ、気軽に和菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ラピュタ阿佐ヶ谷

多くのミニシアターが閉館に追い込まれている中、独自のセレクトで多くの映画ファンから愛されている映画館。座席数48席のラピュタ阿佐ヶ谷は、1950-70年代の日本映画を中心に企画が組まれます。DVD化されていない作品の上映も多く、幅広い日本映画が鑑賞できます。

暗渠(あんきょ)

河川や用水路を地下化し、蓋をして見えなくしたものを暗渠といいます。杉並区には、こうした「かつて川や水路だったところ」は多く存在しますが、阿佐ヶ谷エリアにも、荻窪の天沼弁天池公園を水源として神田川に合流する小さな河川・桃園川が流れていました。今日では一部が緑道として整備され、川を感じさせる様々な痕跡も残っているので、散策にもおすすめです。

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善福寺川緑地の桜

杉並区にはお花見の名所が数多くありますが、一番のおすすめは、東京ドーム約4個分の広さで約400本の桜が美しさを競う、善福寺川緑地。広い緑地の中でも五日市街道沿いの尾崎橋からの眺めは見逃せないお花見ポイント。両岸の桜が川を覆うように咲き渡って川面に映る様子は圧巻です。毎年4月最初の土日を含む金・土・日には、杉並区商店会連合会主催の「すぎなみ春らんまん祭り」が開催されています。

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阿佐ヶ谷といえば!阿佐ヶ谷姉妹

阿佐ヶ谷の名が全国に知られているとしたら、この二人の功績が大きいのかもしれません。阿佐ヶ谷に長く暮らし、コンビ名もかつて阿佐ヶ谷にあった鰻屋のご主人に提案されたものなので、ある意味で阿佐ヶ谷を象徴する存在といえるのではないでしょうか。街のあちこちには、二人の好きなスポットやお店などが点在しています。詳しくはぜひインタビュー記事をお読みください。

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東京新聞まち歩き企画

ストレイテナー・ホリエアツシさんと歩く

ロックバンド「ストレイテナー」のボーカル・ホリエアツシさんは、中央線エリアをこよなく愛するミュージシャン。4駅を独自の視点で巡る本企画にて、阿佐ヶ谷の様々なスポットに立ち寄りながら、ホリエさんならではの視点で街の魅力を紹介しています。ぜひご覧ください。

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マシンガンズ・滝沢秀一さんと歩く

お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんは、結婚を機に杉並区に住み続けるお笑い芸人。4駅を独自の視点で巡る本企画にて、阿佐ヶ谷の様々なスポットに立ち寄りながら、滝沢さんならではの視点で街の魅力を紹介しています。ぜひご覧ください。

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ストレイテナー・ホリエアツシさんと歩く 第2弾

ロックバンド「ストレイテナー」のボーカル・ホリエアツシさんは、中央線エリアをこよなく愛するミュージシャン。4駅を独自の視点で巡る第2弾の本企画にて、阿佐ヶ谷の様々なスポットに立ち寄りながら、ホリエさんならではの視点で街の魅力を紹介しています。ぜひご覧ください。

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イベント

阿佐谷七夕まつり

1954年から開催されている歴史ある夏のイベント。毎年8月上旬に行われ、メイン会場となる阿佐谷パールセンター商店街では、アーケードの天井から「はりぼて」、「吹き流し」などの色とりどりの飾りが吊り下げられます。中でも、商店街の各店などが趣向を凝らした手作りの「はりぼて」は、その大きさに圧倒されます。昨今は阿佐谷地区の他の商店街も同時期にさまざまなイベントを行い、街全体がお祭りムードで溢れます。

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阿佐谷ジャズストリート

10月末の秋空の下で行われる地域密着型のストリートジャズの祭典。トランペットやトロンボーン、クラリネットといった楽器を演奏しながら街を巡り歩く名物「ディキシーランドジャズウォーク」をはじめ、商店街やカフェ、居酒屋など、街のあらゆる場所がジャズの演奏会場となります。神社の能楽殿を会場に一流のジャズミュージシャンによる演奏もあり、街中がジャズのリズムに彩られる2日間です。

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阿佐ヶ谷飲み屋さん祭り

毎年春と秋に開催されるはしご酒のイベント。「“一人飲み”のハードルを下げて、一人でも多く飲み屋さんに来てもらいたい」という思いが込められたイベントで、気になる参加店舗で購入したチケットを提示するとドリンク1杯目が無料で飲めるシステム。時間の許す限り何軒でもはしごできるので、お酒だけでなく新しい出会いも楽しめます。

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記事に掲載しているスポット