「まちのみやげ・中央線あるあるスパイス」がまもなく完成!(高円寺編)

「中央線あるあるスパイス」の最後を飾るのは、高円寺。「妄想インドカレー」がコンセプトの人気カレー店・ネグラが挑む!

妄想を自由に楽しむ! 妄想インドカレーネグラの「高円寺妄想七味」

「妄想インドカレー」というちょっと奇抜で不思議なコンセプトとはウラハラに、からだ思いの優しいカレーを生み出す近藤と大澤。「インドには行ったことがないけど、きっとこんなんだろうな、というイマジネーションでカレーを作るんです。知らないことはある意味、発想を自由にさせてくれます」と言いながらも供されるカレーは、意表をつく食材、非常に計算高い香りと味で人気を博し、各地の食イベントにもひっぱりだこ。また、使う素材の中心を野菜としているせいか、女性客が多いのも特徴だ。そんなふたりがてがけるスパイスとは。

主張したがるハーブたちとバランスコントロールの戦い

主に店のメニューのスパイスブレンドを手掛ける近藤は、日頃から各種香りの食材を知り尽くしていたが、「いざ、合わせるとなるとバランスが難しいんです、目指したいものに何が必要かの選択は早かったのですが」。また大澤も「個性も欲しいけど、目立ちすぎると七味感がなくなってブレンド故の奥深さを欠くことになるんです」という。目指したものは、個性的でありつつも、きちんと七味として機能するものだ。

さっそく完成品をいただくと、ふわっと広がるさわやかな香り。スマック(日本の紫蘇に似たスパイス)が日本の「ゆかり」を連想させ、かと思えばケシの実や、バーズアイ(小さい赤唐辛子)でしっかり七味でもあり、そこへクミンや山椒が加わり、なんとも不思議な味わいで、無国籍七味といった感じだ。「バターライスにトッピングしたい」とは試食メンバー全員の意見だが、「野菜や魚料理にも合いますよ」とのこと。 無国籍な味わい、高円寺という街にぴったりの七味が完成したのではないだろうか。


「高円寺妄想七味」は完売しました。

缶のマークデザインを手がける、この企画以前から親交のある小原さんと

缶のマークデザインを手がける、この企画以前から親交のある小原さんと

各街のスパイス

妄想インドカレー ネグラ

インパクトありすぎのサイババのイラストやインドっぽい風景が描かれた店内はまさに妄想のインドかもしれない。通常のカレーメニューは毎日日替わりの相盛りのみ。

妄想インドカレー ネグラ
住所 杉並区高円寺南3-48-3
電話 非公開
営業時間 13:00〜20:30
定休日 月曜・火曜(イベント出展時は臨時休業あり、SNSでご確認ください)

関連記事

※本記事に掲載している情報は2017年10月23日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。