「まちのみやげ・中央線あるあるスパイス」がまもなく完成!(西荻窪編)

「中央線あるあるスパイス」の3駅目は、西荻窪。その道のプロフェッショナルが本格的なマサラを完成させました!

料理から工芸まで、希代の職人・鈴木裕の「西荻マサラ」

西荻窪駅から南へ徒歩約5分、ナチュラルでおしゃれな雰囲気で人気のスパイスショップ「N.HARVEST」。オーガニックにこだわり、インドやスリランカにある正式なオーガニックの認証農場へ自ら出向いて原材料の目利きをするという鈴木裕(N.HARVEST取締役)は、スパイスのみならず、料理教室を開くほどの料理人。かと思えば、店内の木製什器はほぼ自分で作るというモノヅクリの人でもある。

「海外に出向くのは、もちろん原材料の確認もありますが、何よりもそこで働く現地の方々との交流が楽しく、大切なんです。すでに長い付き合いになりました。おかげでヒンディー語はじめ数種の現地の言葉もおぼえました」という。人間同士の交流・信頼から良い商品も生まれるのではないだろうか。

西荻の街をスパイスで表現する

そんな鈴木は「この企画を知った時、近年西荻窪に増えてきたカレーショップ、カレー料理に合うようなちょっととがったものを作りたい、と思ったんですね。N.HARVEST では、日頃マイルドで香り豊かなスパイスづくりを心がけているせいか、意外にも辛みをきかせた強いスパイスは少なかったんです」。そこで考えたのが、ずばり「西荻マサラ」だ。

マサラとは、よく耳にする言葉であるが、ヒンディー語で香辛料全般を指す。つまり、西荻をイメージするスパイスづくりを目指したのだ。カレーによくつかうガラム(暑い・辛い)マサラの基本コンビネーションである、チリ、ターメリック、クミン、コリアンダー、ブラックペッパーなどを絶妙にブレンドし完成させた。真っ赤な仕上がりの印象はいかにも辛そうだが、香り高く単なる激辛スパイスではない。「カレーの調味はもちろん、肉料理やトマト料理にもあうので、料理好きな方にいろいろ工夫して使ってみて欲しい」という。本業がスパイス調合なだけに、「食べたいカレーを思い浮かべれば、酸味、辛み、甘み、香りなどが六角形のチャートになって、じゃあどういうスパイスにすればいいのか、瞬時に決まるんです」という。スパイスを知りつくした鈴木ならではの西荻マサラ、ぜひ試してみて欲しい。

「西荻マサラ」11月1日発売
初回限定150缶のみオリジナル缶 ※現在はリフィル販売のみ

缶のマークデザインを手がける西荻ペーパートライのメンバーと

缶のマークデザインを手がける西荻ペーパートライのメンバーと

各街のスパイス

N.HARVEST

店内には定番のスパイスのほか、人気のドライフルーツやチャイもバリエーション豊か。フォークアート、インテリアが心和ませる。はじめて目にするスパイスは、特長や使い方を遠慮なくスタッフにたずねてみると良いだろう。

N.HARVEST
住所 杉並区松庵3-31-17
電話 03-5941-3986
営業時間 11:30〜20:00
定休日 月曜

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※本記事に掲載している情報は2017年10月16日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。