ラーメンライター・福岡岳洋の何度もリピートしたくなるラーメン店in西荻窪 | なみじゃない、杉並! -中央線あるあるPROJECT-

ラーメンライター・福岡岳洋の何度もリピートしたくなるラーメン店in西荻窪

様々なジャンルで個性的な店が多い街、西荻窪。新しいものと古いものが共存した雰囲気は、中央線4駅の中でも独特なものがある。ラーメンにおいてもクラシックなタイプと、オリジナリティが高いものが入り混じっている印象を受ける。そんな懐の深さも、西荻窪の魅力と言えるのではないだろうか。

  1. 中華そば丸福 西荻窪店(JR西荻窪駅徒歩1分)
  2. 熊本ラーメン ひごもんず(JR西荻窪駅徒歩1分)
  3. 支那そば いしはら(JR西荻窪駅徒歩2分)
  4. 麺尊 RAGE(JR西荻窪駅徒歩4分)

中華そば丸福 西荻窪店(JR西荻窪駅徒歩1分)

荻窪をルーツに持つ名店は、西荻窪で愛されて30年

荻窪で60年の歴史を持つ、「丸福」現店主の実弟がこちらの店主。創業時の味を大切にしており、今でも豚骨と鶏ガラのみのシンプルな出汁と、そんな出汁を包む、強すぎない醤油ダレのバランスが美しい。浮かべる油も豚の背脂が中心なので、余計な香りがなく、このレトロな印象を崩さない。ワンタンは滑らかな皮と、やや多めの具で、値段を考慮するとお得なトッピングだろう。

ワンタン麺(770円)

ワンタン麺(770円)

中華そば丸福 西荻窪店
住所 杉並区西荻南3-25-7
電話 03-3331-3270
営業時間 11:30〜23:00
定休日 日曜

熊本ラーメン ひごもんず(JR西荻窪駅徒歩1分)

ニンニクの風味とトロトロ角煮の強力コンビ

本場の熊本ラーメンはニンニク油を入れる店は多くない。東京に進出した店(ひごもんずではない)がそうだったので、東京における熊本ラーメンの定番となったものだ。しかし、美味いのだから、これも進化のひとつとしてアリだし、白濁した豚骨スープとこの茶色いニンニク油の相性も抜群である。こちらでオススメしたいのはこの角煮。柔らかく煮込まれていながら脂身は流失せず、赤身部分も食感をキープしてちゃんと「肉」のままなのだ。そして、このラーメンを味わい尽くすにはライスが不可欠なのである。

角煮ラーメン(880円)

角煮ラーメン(880円)

熊本ラーメン ひごもんず
住所 杉並区西荻北3-19-13
電話 03-3301-2028
営業時間 11:00〜2:00
定休日 無休

支那そば いしはら(JR西荻窪駅徒歩2分)

夜は呑み客で賑わう、たんたん亭創業者の店

こちらの店主は浜田山の名店、たんたん亭創業者である石原氏。今や全国に多くの弟子、孫弟子を持つラーメン史の重要人物だ。名物はやはり「わんたん」だろう。小さな餃子ほどのサイズであるそれは、丼の中でも大きく目立った存在だ。食べてみると中身がぎゅっと詰まっており、スパイスの風味がふわりと香る。夜営業ではラーメンの他にも多くの料理を出しており、じっくりと腰を据えて楽しめる店へと変化する。

ミックスわんたんめん(1190円)

ミックスわんたんめん(1190円)

支那そば いしはら
住所 杉並区西荻北3-22-22
電話 03-3395-8450
営業時間 11:00〜15:00 18:00頃~22:00 土日祝11:30~21:00
定休日 火曜

麺尊 RAGE(JR西荻窪駅徒歩4分)

祝ミシュラン掲載!多くの食材をまとめ上げる実力店

ラーメンの基本とは何か?と問われれば、麺を食わせること、と言えるだろう。この麺は細い麺であるが、生地の密度、食感の強さ、風味、どれを取っても強い。そのはずがこのスープの中では非常にバランスの良いものに感じられるのだ。複数の醤油を重ねたタレと、多くの食材から抽出した出汁のスープが、この麺を完全に活かしている。スープもその複雑さ故に、温度変化で感じ方が違ってくる。ミシュラン掲載のこのラーメンを、是非ともゆっくりと味わってみて欲しい。

軍鶏そば(750円)

軍鶏そば(750円)

麺尊 RAGE
住所 杉並区松庵3-37-22
電話 非公開
営業時間 11:00〜15:00 18:00〜21:00 日祝月11:00~16:30
定休日 火曜(月曜は毎回別メニューでの営業)

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※本記事に掲載している情報は2017年03月17日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。