「お弁当づくり」のカリスマが手がける「すぎなみ弁当」の決定版!(完結編)

「ランチボックス編」「食材編」で、中央線4駅でのお弁当箱と食材を調達した料理研究家・野上優佳子さん。個性的なお弁当箱に、地元で手に入る選りすぐりの食材が勢ぞろいしました。いよいよ調理開始!キッチンにはいい香りが漂っています。さあ、各駅のお弁当のお披露目です!

高円寺の色彩豊かな和のお弁当

まずは飯豊(いいで)産のはえぬきが使われている高円寺純情商店街ブランド純情米のご飯を、お弁当箱に敷き詰めました。そして、徳島の阿波踊りにちなんで付けられたというブランド鶏「阿波尾鶏」を入手し、飯豊町特産の椿味噌で味付けして、こんがりと焼き上げました。愛川屋のさつま揚げは、切り口のグリーンが美しい人気の「大葉巻き」をチョイスして彩りをプラス。華やかな和のヘルシー弁当が完成!

阿佐谷の白和えのサンドイッチ弁当

阿佐谷のサンドイッチは、2種類。気になるのは、コミュかるショップで買い求めた小千谷産の乾燥野菜と南伊豆産のひじき。水で戻した後、枝豆と一緒に白和えになり、パンにギュギュっと挟まれました!白和えのサンドイッチ、新感覚です。「干し野菜は、和食というイメージですが、サンドイッチにもアレンジできるんですよ」と野上さん。また、名寄産のグリーンアスパラは、卵、クリームチーズと夏らしいサンドイッチに。どちらも具だくさんで、ボリュームたっぷり。こんなお弁当を持って、どこかにお出かけしたい!

荻窪の魚介を使ったイタリアンパスタ弁当

荻窪のお弁当は、東信水産で購入の「さぬき蛸」と丸功で手に入れた新鮮なトマト、ナス、パプリカ、玉ねぎといった夏野菜、そしてハーブ類を合わせたショートパスタ弁当。唐辛子のピリっとした辛さが暑い夏にぴったり。また、アジを大葉で巻いたフライ、カブのソテーのバジルソースがけも負けず劣らずの存在感。白いランチボックスにトマトソースの赤が映えるおしゃれなイタリアンパスタ弁当のできあがり!

西荻窪の驚きのエスニック弁当

西荻窪のお弁当は、タイ製ステンレスのフードボックスのイメージから、東南アジアを感じるエスニック弁当。厚揚げや卵とエスニックがどう融合する?と調理当日まで想像があれこれと膨らみましたが、野上さんが活用したのは、八角(はっかく)、丸ごとの黒粒胡椒とシナモンの香辛料。「ムーカイパローというタイの屋台料理です」と野上さん。アジアの香辛料と厚揚げ、卵などの和の食材がベストマッチ。ご飯の上には山盛りのパクチーも添えられて、食欲をそそるお弁当となりました。

番外編 ― あったらいいなっ、妄想「中央線あるある弁当」!

高円寺、阿佐ケ谷、荻窪、西荻窪。中央線4駅のお弁当を作りましたが、「4駅まとめた駅弁があってもいいよね?」ということで、妄想しました「中央線あるある弁当」!昭和の駅弁を思い起こさせるレトロなパッケージで、車窓からの景色を楽しみながら車内で食べるおいしいお弁当をイメージしました。実際に販売されたら、ステキですよね~!興味のある方は、中央線あるあるPROJECTまで!

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※本記事に掲載している情報は2017年08月21日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。