杉並区立杉並児童交通公園

公道そっくりの道で交通ルールを学ぼう

ミニ東京駅と噴水

園内に足を踏み入れると、まるで公道のような道路、信号機、交通標識、横断歩道が現れる。1周1,100mのコースを自転車や足踏み式のゴーカートで走行し、遊びながら交通知識やマナーを学べるのが、ここ杉並区立杉並児童交通公園だ。

「すぎなみえき」と書かれた改札

「すぎなみえき」と書かれた改札

赤レンガ造りの「ミニ東京駅」のそばには機関車の遊具や定期的に警報機が鳴る踏切などがあり、鉄道好きの子どもたちに大人気。「すぎなみえき」と書かれた改札をくぐると、1974(昭和49)年に国鉄(当時)の大宮工場から運ばれた本物の蒸気機関車D51-254が展示されている。

1974(昭和49)年に国鉄(当時)の大宮工場から運ばれた本物の蒸気機関車D51-254

1974(昭和49)年に国鉄(当時)の大宮工場から運ばれた本物の蒸気機関車D51-254

無料貸し出し遊具がたくさん

無料貸し出し遊具

無料貸し出し遊具

JR阿佐ケ谷駅から京王井の頭線浜田山駅間を結ぶコミュニティバス「南北バスすぎ丸けやき路線」に乗って約11分、「児童交通公園入口」で下車徒歩約3分。善福寺川緑地の一角にこの公園はある。自転車と足踏式ゴーカート(計180台以上)の無料貸し出しがあり、自転車の利用は中学生以下の子どもとその付添人のみ利用できる。サイズは14~26インチと豊富。補助輪付きなどの練習用もある。足踏み式ゴーカートは1人用(小学生用)と2人用(幼児と保護者用)の2種類。幼児の安全性に配慮した専用コーナーには、足で蹴って進む車型の乗り物(コンビカー)も各種揃っている。園内の広場にはすり鉢状のすべり台や大型ジャングルジムなどの遊具があり、いつも子どもの歓声が絶えない。

すり鉢状のすべり台や大型ジャングルジム

すり鉢状のすべり台と大型ジャングルジム

自然の中で一日たっぷり楽しめる

園内には緑が多く、夏は木陰のベンチから噴水の水しぶきを、秋は紅葉を眺めながら休日をゆっくり過ごすのに最適だ。「ミニ東京駅」の横の出入り口は「善福寺川緑地こどもサイクリングコース」に通じていて、園内のコースと合わせて全長2,400mを自然を感じながらサイクリングできる。近くには「孤独のグルメ」に登場した釣り堀武蔵野園や、BBQができる(予約制)和田堀公園[1] があり、桜並木や梅林など、季節ごとの楽しみが味わえる。
ミニ東京駅

ミニ東京駅

区立杉並児童交通公園
住所 杉並区成田西1-22-13
電話 03-3315-4564
営業時間 8:30-17:00
定休日 12月29日-1月3日
Webサイト http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/03/naritanishi/1007277.html
補足 交通安全教室およびコースの使用時間、遊具の貸出時間は9:00-16:30

[1] BBQの予約は、東京都善福寺川緑地サービスセンター(TEL:03-3313-4247)またはWebサイトから

取材:仲町みどり 撮影:みやざとみなみ

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※本記事に掲載している情報は2023年07月19日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。