かりい食堂

諸国漫遊を楽しめるスパイスフルなカレー

合言葉は「さあ、ここではないどこカレ~」

かりい食堂店内。大きな窓が開放的で落ち着く空間。

JR高円寺駅から徒歩5分。新旧店舗が軒を連ねる活気溢れるあずま通りに「かりい食堂」はある。
店主の増川さんはインド&スパイス料理研究家である渡辺玲氏主催のカレーの学校に 3 年間通ってカレーの基本と調理技術を学んだ。間借り(既存飲食店の営業時間外に店を借りる営業形態)での経営を経て2019年に実店舗をオープンした。間借り時代の「仮居食堂」という店名から実店舗をオープンする際に平仮名の「かりい食堂」という表記に変更して採用。90年代のカルチャー&音楽が好きで、歌手のカヒミ・カリィさんの名前にもかけてダブルミーニングを込めた。
そんなかりい食堂の合言葉は「さあ、ここではないどこカレ~」。カレーを食べて旅をしたようなワクワクした気持ちになれるというのがコンセプト。

インパクトあるスパイス使いで心に余韻が残る

レギュラーの「カーリーチキンカリー」。

レギュラーカレーと月替わりのカレー、そして副菜と様々な組み合わせで楽しむことができる。
レギュラーの「カーリーチキンカリー」の「カーリー」はインド神話に登場する破壊の女神のことでそのイメージを投影したスパイスフルなパンチあるカレー。スパイスフルというと辛い料理をイメージしがちだが、辛いだけではなく舌にざらりと感じるほど大量のスパイスを使用して余韻が残る味わいが特徴。インド南部の観光地・トリバンドラムで食べた強烈なカレーが忘れられず、その味を再現しているという。そのインパクトは強烈で一度食べたらやみつきに。

月ごとに替わるカレーでいろんな国へトリップ

インドや中国、ポップな小物たちが並ぶ

月替わりのカレーは印度中華「仮居式坦々麻婆咖喱」、アメリカ南部料理「ごきげんなリンダ」、ネパール料理「ネパーリーオータム」など各国の特長を活かした個性的な仕上がりだ。どんなに美味しくても、その月を過ぎてしまうと同じカレーは食べることができない一期一会の貴重なカレー。楽しみにしている常連客は多い。
かりい食堂のカレーはただ美味しいということだけでは収まらない。料理×旅×音楽、さまざまな要素をミックスして遠い世界へトリップさせてくれる。

かりい食堂
住所 杉並区高円寺北2-39-15
電話 03-5382-9441
営業時間 12:00~15:00 ※木金土は 18:00~21:00 も
定休日 月曜・不定休あり
SNS https://www.instagram.com/kokuno_bito/

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※本記事に掲載している情報は2023年01月17日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。