サイケ・デリーさん&デリ姉とスパイシーな高円寺を巡る


高円寺は日本のインド―――みうらじゅんさんが言い放ったこのフレーズは、高円寺に流れる独特な空気感をズバリ言い当てた言葉として、一度は耳にした方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな高円寺のインドらしさを彷彿とさせる(?)選りすぐりのカレーをピックアップしてご案内。「サイケ・デリーさん&デリ姉とハイカロリーな高円寺を巡る」でもお馴染みのガイドが再び食べまくりました。

高円寺のガイド役に大張り切りのサイケ・デリーさんとデリ姉。

サイケ・デリーさんとデリ姉、再び登場です!

バターチキンカレーを食べるなら「ニュー高円寺インディア」

まずは駅北口、中通商栄会にある「ニュー高円寺インディア」に向かいました。インドの5つ星ホテルで修行したというシェフがつくる北インド風カレーが楽しめます。この日は、ランチメニューから定番の高円寺スペシャルセット(990円)をオーダー。なんと20種類から好きな2つのカレーを選べます。「オススメはバターチキン。まろやかだけどスパイシー。それが良い!」とデリ姉。ライチタイムはナン、ドリンクがおかわり自由と太っ腹なのも◎。取材中もお客さんでにぎわう人気店でした。

みんなで「ナマステ」のポーズ(サイケ・デリーさんは手が短くてできません)。

みんなで「ナマステ」のポーズ(サイケ・デリーさんは手が短くてできません)。

店主のサルマさんがサーブしてくれました。

店主のサルマさんがサーブしてくれました。

高円寺スペシャルセット。サラダ、タンドリーチキン、ドリンクも付きます。

高円寺スペシャルセット。サラダ、タンドリーチキン、ドリンクも付きます。

デリ姉、おいしく焼きあがったナンを威勢よく頬張ります。

デリ姉、おいしく焼きあがったナンを威勢よく頬張ります。

ニュー高円寺インディア
住所 杉並区高円寺北3-22-8
電話 03-3338-7983
営業時間 11:30~23:30
定休日 無休

妄想インドカレー!?「ネグラ」

北口から南口へ移動します。次は、パル商店街を下って小道を一本左に入り、「妄想インド」と書かれたフラッグが目印の「ネグラ」に足を運びました。お店に近づくと、スパイスの良い香りがムンムン。ここでいただくのは、インドに行ったことがないという店主のつくる「妄想インドカレー」(1000円、日替わり)。南インドの庶民食・ミールスをベースにした、スパイスたっぷりのカレーはクセになる味です。残念ながら現店舗は7月で閉店となりますが、高円寺で再開予定とか。吉報を待ちたいですね。

スパイスの香りから「インドを思い出すデリ〜」とサイケ・デリーさん。

スパイスの香りから「インドを思い出すデリ〜」とサイケ・デリーさん。

この日のカレーは「新ゴボウと新生姜のカレー」と「冬瓜と葉玉ねぎのカレー」。合掛けがネグラのスタイルです。

この日のカレーは「新ゴボウと新生姜のカレー」と「冬瓜と葉玉ねぎのカレー」。合掛けがネグラのスタイルです。

2種類のカレーを混ぜて食べるのもオススメ。

2種類のカレーを混ぜて食べるのもオススメ。

元々はケータリングでカレーをつくっていたという大澤さん(左)と近藤さん。

元々はケータリングでカレーをつくっていたという大澤さん(左)と近藤さん。

ネグラ
住所 杉並区高円寺南4-25-1
電話 非公開

※営業時間や定休日、7月以降の予定などはhttps://www.facebook.com/negura.curry/でご確認ください。

カレーが目玉の絵本カフェ「ムッチーズカフェ」

中通商栄会に戻り、階段を上がった先にある「ムッチーズカフェ」へ。ここは、2016年1月にオープンしたばかりの「大人がゆっくり読める」がコンセプトの絵本カフェです。メニューはすべてテーマとなった絵本があり、地獄の黒カレーは「じごくのそうべい」、天使のホワイトカレーは「そうべえごくらくへいく」を参考にしたそう(各830円)。せっかくなのでテーマとなった絵本を読みながらカレーを食べたいですね。店内には300冊ほど並んでいるので、飽きることなく過ごせます。

入口ではマスコットキャラクター・むっち君の看板が迎えてくれます。

入口ではマスコットキャラクター・むっち君の看板が迎えてくれます。

落ち着いた雰囲気の店内。大人がリラックスして絵本を読む環境として抜群です。

落ち着いた雰囲気の店内。大人がリラックスして絵本を読む環境として抜群です。

店主のまどかさん(一番右)は「サイケ・デリーさんと仲良くなりたい!」とツイートしていたほどの大ファンだそう。

店主のまどかさん(一番右)は「サイケ・デリーさんと仲良くなりたい!」とツイートしていたほどの大ファンだそう。

デリ姉は天使のホワイトカレー、サイケ・デリーさんは地獄の黒カレーをいただきました。

デリ姉は天使のホワイトカレー、サイケ・デリーさんは地獄の黒カレーをいただきました。

ムッチーズカフェ
住所 杉並区高円寺北3-2-17-2F
電話 03-5364-9190
営業時間 11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 水曜

高円寺がインドである所以「元祖仲屋むげん堂」

カレーを食べ続けたので少し休憩タイム。ということで訪れたのは、駅ガード下にある「元祖仲屋むげん堂」です。1978年に高円寺で開業した、インド雑貨を中心にアジア各国の商品を扱う老舗中の老舗。衣類がずらりと並ぶなか、50種類以上のお香(各95円)や本場インドのスパイス(100円)などの手頃なものから12万円を超えるガネーシャ像(本記事1枚目写真)の置物までそろい、宝探しのような買い物が楽しめます。高円寺が日本のインドと称される、象徴のひとつとも言える雑貨店です。

入口でスタッフのチータさんとパチリ。

入口でスタッフのチータさんとパチリ。

50種類以上はあるというお香。約20本入りで95円は都内最安だとか。

50種類以上はあるというお香。約20本入りで95円は都内最安だとか。

毎月発行される「月刊元祖仲屋むげん堂通信」。2016年5月で422号を数えます。

毎月発行される「月刊元祖仲屋むげん堂通信」。2016年5月で422号を数えます。

レトルトカレーやカレー皿なども豊富に取り揃えています。自宅でインドカレーが手軽に楽しめますね。

レトルトカレーやカレー皿なども豊富に取り揃えています。自宅でインドカレーが手軽に楽しめますね。

元祖仲屋むげん堂
住所 杉並区高円寺南3-70-1
電話 03-3337-0400
営業時間 10:30〜20:30
定休日 第1・2・3水曜

魅惑のスープカレー「TRIP」

再び南口に出て、今度はエトアール通り商店会へ。高円寺で唯一スープカレーが食べられる、ピンク色の派手な外観が印象的な「TRIP」です。店主の塩入さんは「2003年に北海道でスープカレーを食べて衝撃を受けたのがオープンのきっかけ。今でもスープカレーへの興味は尽きることがないよ」と話します。看板メニューのチキンスープカレー(1050円)は、大きなチキンレッグと10種類以上の野菜が入る具沢山の一皿。スープカレー研究の賜物を味わってください。

TRIPなだけに飛んでいるイメージのポーズをとってみました。

TRIPなだけに飛んでいるイメージのポーズをとってみました。

店内も一面ピンク色の壁。薄暗い照明で、まるでバーです。

店内も一面ピンク色の壁。薄暗い照明で、まるでバーです。

野菜は最も適した下ごしらえを施し、丁寧にカレーに投入します。

野菜は最も適した下ごしらえを施し、丁寧にカレーに投入します。

「野菜が多くて身体にもやさしい」とデリ姉も太鼓判を押します。

「野菜が多くて身体にもやさしい」とデリ姉も太鼓判を押します。

TRIP
住所 杉並区高円寺南3-44-17
電話 03-6794-8619
営業時間 18:00〜24:00(土日祝のみ夜営業のほかにランチ有11:30~14:30)
定休日 水曜

スパイシーな高円寺を巡ると題して紹介してきたカレーツアー、いかがでしたでしょうか? 北インド風カレー、妄想インドカレー、カフェのカレー、スープカレー、おつまみカレー…実に様々なカレーを食べ歩いてみました。「高円寺は日本のインド」という言葉に導かれつつ比較的新しいお店を中心に紹介しましたが、高円寺には美味しいカレーを食べられるお店がほかにもたくさんあります。高円寺で、カレー三昧。ぜひ楽しんでみてください。

これもインドっぽい!? サイケ・デリーさんプロデュースの高円寺ご当地カレーと今年誕生したバラエティ紅茶も絶賛発売中です。

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※本記事に掲載している情報は2016年06月02日公開時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。