なみじゃない大人のパフェと中国茶。そしてインテリア。

「秋と中国茶の旅」
西荻窪の「金木犀茶店(きんもくせいさてん)」は、スパイスや季節の果実をふんだんに使った個性的なスイーツはもちろん、定番メニューの水餃子、各種のお茶が楽しめる本格的なカフェ。2025年に西荻窪の南口から現在の北口に移転し再オープンした。
この店を営むご夫婦は、もともと中国出身の留学生。二人の大好きな日本と中国の食文化を融合させたい、中国茶をより気軽に楽しんで欲しいと、日本人に人気で馴染みのあるパフェをメニューに取り入れている。
季節のパフェやプリンは常時1~2種が用意されている。秋限定の「秋と中国茶の旅」は、10数種の具材が使われたちょっと大人のパフェ。烏龍茶や鉄観音など様々なお茶も食材として使われており、ほのかに渋い香りが鼻孔をくすぐる。銀杏、かぼちゃ、柿など秋の果実のほか、ゴーヤを使ったアイスなど食材の組み合わせとバランス、甘さ、食感の試行錯誤を繰り返し時間をかけて完成させた。大きめなパフェだが、甘さ控えめてなこともあり、予期せぬ意外な食材をまるで発掘するかのように最後まで楽しく頂ける。(季節のパフェは店内のメニューで都度ご確認ください)
ゆったりとした店内。よく見るとテーブルの脚は空中に。
また店主が、一部北欧などから取り寄せたアンティーク家具も見物。ゆったりとゾーニングされた店内に配置された落ちついた印象の家具が全体をシックで清楚にまとめている。思い入れはあるもの高さのあわないテーブルは大胆にリメイクしたり、店内の20席は、お客様のお好みの椅子やテーブルで過ごせるよう、あえて座面の形状や椅子の高さが違うものを配したりと、細やかな気遣いが店内の至るところに見られる。
水餃子5個。金木犀ソーダとともに。
水餃子は開店以来の人気定番メニュー。国産牛豚挽肉、揚げ豆腐、玉葱に十三香粉等で奥行きを感じさせる餡が、もっちりの皮で包まれる。茹であがりにソース(バジルまたは黒酢とピーナッツ)をかけて提供される。点心としてちょっとした中食にどうぞ。
バッグが汚れないよう、ストレージの底には布が。
※予約のお客様を優先してお席をご案内します。現在テイクアウトのご提供はしていません。
取材日:2022年12月13日
再取材情報更新日:2025年7月20日
- 金木犀茶店
-
住所 杉並区西荻北2-9-15
豊榮西荻マンション1F営業時間 12:00~16:00 土曜日は11:00から 定休日 日曜・月曜・火曜・祝日 ホームページ https://www.sweetolive.shop/