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『ことりっぷweb』編集部が案内する、旅気分で楽しむ西荻窪

“働く女子の等身大の旅”を提案する、累計1400万部超えの人気ガイドブック『ことりっぷ』から生まれた『ことりっぷweb』は、旬な旅・お出かけ情報をデイリーに発信しているwebマガジン。そんな女子旅のツボを知り尽くす『ことりっぷweb』編集部員が、西荻窪に降臨! 気持ちのいい冬晴れの日、西荻窪をのんびりと歩きながら、女子散歩にぴったりのお店を案内してくれました。雑貨屋やカフェなど、どこも日常をリセットさせてくれるような居心地のいい場所ばかり。「西荻窪は、ちょっと歩くだけでかわいい看板を見つけたり、おいしそうな匂いがしてきたりと、気になるお店がたくさん見つかります。旅をしているときのような気持ちで、お店とお店の途中の“寄り道”も楽しんでくださいね」。

ことりっぷ的西荻窪案内をしてくれるのは、『ことりっぷweb』編集部の鈴木さん(右)と島田さん(左)。発売中の『いま気になる東京案内』でも西荻窪がフィーチャーされています。

ことりっぷ的西荻窪案内をしてくれるのは、『ことりっぷweb』編集部の鈴木さん(右)と島田さん(左)。発売中の『いま気になる東京案内』でも西荻窪がフィーチャーされています。

絶品カレーとチャイで腹ごしらえ!「カフェオーケストラ」

お昼に西荻窪駅で『ことりっぷweb』班と待ち合わせ。早速ランチに向かいます。目指すは、南口のピンクの象のあるアーケードを進んだ先、通称“乙女ロード”にあるカレーとチャイのお店「カフェオーケストラ」。楽器モチーフのかわいい看板が見えると、カレーのいい香りがしてきます。純喫茶や名曲喫茶を思わせる店がまえですが、この日の店内のBGMは音楽好きの店主セレクトによるワールドミュージック。異国情緒を感じながら、絶品カレーをいただきます。「チキンカレーは、しっかりと煮込んであってお肉がほろほろ! このチキンカレーにサグ(ほうれん草)のペーストをたっぷりと混ぜ込んで作られるサグチキンはちょい辛だけど、コクがあって食べやすい。辛いのが苦手でもぺろりと食べられちゃいます」(島田さん)。

ホルンのオブジェやグリーンがぶら下がる、落ち着いたたたずまい。西荻窪駅からは、徒歩5分程度。

ホルンのオブジェやグリーンがぶら下がる、落ち着いたたたずまい。西荻窪駅からは、徒歩5分程度。

どっしりとした飴色のカウンターテーブルのほか、2人席とグループ席も。休日は人通りの多い乙女ロードに面しながら、ゆったりとした気持ちで食事が楽しめます。

どっしりとした飴色のカウンターテーブルのほか、2人席とグループ席も。休日は人通りの多い乙女ロードに面しながら、ゆったりとした気持ちで食事が楽しめます。

骨付きチキンは、スプーンでほぐせるほど柔らかい。チキンカレー(1050円)と、ほうれん草たっぷりのサグチキン(1100円)。

骨付きチキンは、スプーンでほぐせるほど柔らかい。チキンカレー(1050円)と、ほうれん草たっぷりのサグチキン(1100円)。

店内には、旅心をくすぐる写真やスーベニール、雑貨をディスプレイ。

店内には、旅心をくすぐる写真やスーベニール、雑貨をディスプレイ。

カフェオーケストラ
住所 杉並区西荻南2-20-5
電話 03-3333-3772
営業時間 ランチ11:30~14:30(L.O) ディナー18:00〜20:30(L.O) ※カレー売り切れ次第終了
定休日 月曜・火曜

小さな空間にキッチン雑貨が大集合「六貨」

訪れるたびに欲しいものが必ず見つかる、発見&驚きがあるキッチン雑貨のお店「六貸」。5-6人でいっぱいになってしまう小さな店内に並ぶ商品数は圧巻のひとこと。業務用のキッチンツール、カラフルな保存容器、ロングセラーのグッドデザインの鍋や食器など「これ探してた!」というツボをついたセレクトのグッズが並びます。こまごまとした駄菓子屋価格のものも多いので、子供の頃にひとつひとつ駄菓子を選んで買っていたときのような気持ちで楽しくお買い物ができます。「一見、何に使うのかわからないような、はじめて見るものもいっぱい。それが何十年も前から日本で使われている便利ツールだったりするんです。焼き網を棚や収納にしたり、プリンカップをカトラリー入れにしたり、いろいろな使い方を提案してくれるのもうれしい」(鈴木さん)。

ゆらゆらと揺れるてぬぐいと、六貨の「6」が目印。

ゆらゆらと揺れるてぬぐいと、六貨の「6」が目印。

壁面はもちろん、天井からもたくさんの商品が吊り下げられられています。駄菓子屋世代にはたまらないわくわく感。

壁面はもちろん、天井からもたくさんの商品が吊り下げられられています。駄菓子屋世代にはたまらないわくわく感。

食器やお弁当箱、徳利とおちょこ、箸置きにレンゲ…食にまつわるグッドデザインが揃います。

食器やお弁当箱、徳利とおちょこ、箸置きにレンゲ…食にまつわるグッドデザインが揃います。

店主がひとつひとつ絵つけしている、西荻窪名物「ピンクの象」のグラス(各950円)。

店主がひとつひとつ絵つけしている、西荻窪名物「ピンクの象」のグラス(各950円)。

六貨
住所 杉並区松庵3-1-11
電話 090-8491-7618
営業時間 13:00〜18:00 土13:00〜19:00 日・祝13:00〜18:30
定休日 火曜、不定休

おいしい中国茶と雑貨のお店「サウスアベニュー」

オープンから34年、中国茶と雑貨などを扱うようになって20年ほどになる「サウスアベニュー」。西荻窪のカフェやレストランなどで出されるお茶は、ここの茶葉を使っていることも少なくありません。年に1〜2回、現地で直接買い付ける茶葉は、確かな信頼がなければ手に入らないものばかり。中でも職人によってていねいに作られるジャスミン茶「針王」は、店主がはじめて飲んだときに感動に震えた逸品。そのため、ジャスミン茶の新茶が作られる8月は買い付けのために毎年休みになるのだそう。現地でおいしい茶葉があると聞けば、片道8時間かかる山奥へも行くというから驚き。そうやって苦労して手に入れた茶葉だと思うと、おいしさがより深まります。「お茶のおいしさに感動。良質な茶葉が少量ずつ気負わずに買えるのもいいですね。試飲をさせてもらいながら、テーブル横にある旅アルバムを見るのが楽しい」(鈴木さん)。

中央線と平行する「平和通り」を荻窪方面に5分ほど歩くと、中国の女の子や猫をモチーフにした看板が見えてきます。

中央線と平行する「平和通り」を荻窪方面に5分ほど歩くと、中国の女の子や猫をモチーフにした看板が見えてきます。

カフェのような、試飲コーナー。お茶をいれてくれる所作には、思わず見とれてしまいます。

カフェのような、試飲コーナー。お茶をいれてくれる所作には、思わず見とれてしまいます。

少量から販売しているので、高級茶葉も気負わずに買えるのがうれしい。産地や味の違いなど、わからないことは気軽に聞いてみて。

少量から販売しているので、高級茶葉も気負わずに買えるのがうれしい。産地や味の違いなど、わからないことは気軽に聞いてみて。

茶葉と花を細工した「工芸茶」の種類も豊富。ギフトや手土産にもぴったりのボックス入りのセットもあります。

茶葉と花を細工した「工芸茶」の種類も豊富。ギフトや手土産にもぴったりのボックス入りのセットもあります。

ジャスミン茶やハイビスカス、苦水バラ、氷砂糖などをブレンドした季節限定の「かぜに負けない茶」(810円)。

ジャスミン茶やハイビスカス、苦水バラ、氷砂糖などをブレンドした季節限定の「かぜに負けない茶」(810円)。

サウスアベニュー
住所 杉並区西荻南3-22-6-102
電話 03-3334-3768
営業時間 14:00〜20:00
定休日 木曜、新茶仕入れのため夏期休業あり

宝ものに出会えるショップ&ギャラリー「URESICA」

2010年に経堂でオープン、3年前にたまたま知人の紹介でこの物件に出会い、西荻窪に移転した「URESICA(ウレシカ)」。店主セレクトの絵本や書籍に加え、2階にはゆったりとしたギャラリースペースも。1階にも小さな原画展などが楽しめるコーナーがあったりと、アートいっぱいの空間になっています。西荻窪在住のイラストレーターの展示も多く、絵描き同士のつながりや趣味の似た人が集うことで、猫モチーフや植物モチーフが増えたりするようなお店の変化も楽しんでいるのだそう。「経堂にあった頃からよく訪れていたお店。絵本が充実していて、大きな書店では見ないものも見つかります。ギャラリーの展示は2〜3週間で変わるので、定期的に覗いてみたくなります。作家ものの器や雑貨は1点ものが多いので、自分だけの宝物を探してみて」(島田さん)。

駅から5分歩いただけで、駅前の喧噪とは無縁の静けさ。周辺エリアには、カフェなども点在。

駅から5分歩いただけで、駅前の喧噪とは無縁の静けさ。周辺エリアには、カフェなども点在。

1階では、絵本や書籍、雑貨を販売。ギャラリーでの展示に合わせたコーナーなど、ほかの書店にはない品揃え。

1階では、絵本や書籍、雑貨を販売。ギャラリーでの展示に合わせたコーナーなど、ほかの書店にはない品揃え。

作家ものの器や置物がずらりと並んだコーナー。くすりと笑えるユニークなデザインの箸置きなど、暮らしが楽しくなるものばかり。

作家ものの器や置物がずらりと並んだコーナー。くすりと笑えるユニークなデザインの箸置きなど、暮らしが楽しくなるものばかり。

2階のギャラリーでは、イラストレーターや作家の個展を常時開催しています。

2階のギャラリーでは、イラストレーターや作家の個展を常時開催しています。

URESICA
住所 杉並区西荻北2-27-9
電話 03-5382-0599
営業時間 12:00~20:00(イベントにより〜19:00)
定休日 火曜、水曜不定休

草花に囲まれた隠れ家的雰囲気も魅力「くろもじ珈琲」

西荻窪の南から北までぐるりと歩いた最後は、おいしいコーヒーとスイーツで締めくくり。地蔵坂の交差点近くのマンション内にある隠れ家的カフェ「くろもじ珈琲」は、地下と1階の2部屋とテラスを使ったシェアショップのひとつ。野草・植木販売や庭施工の店「草と花 一草」、友人のお花屋さん「icca」と、大工さんによる「カラクタ工房」(ショップオープン予定)が同居する様子は、仲良しのご近所さんがいる“村”のよう。カフェのテラスは山野草にあふれ、東京とは思えないなごやかな雰囲気が魅力です。「お花屋さんとつながっていたり、マンションの1室にあるという店構えのおもしろさが西荻窪っぽい。オリジナルブレンドのコーヒーとスイーツの相性も抜群。使っている器もかわいく、お店で販売もしています。ランチメニューも充実しているので、次はランチにお邪魔します!」(島田さん)。

東京にいることを忘れさせてくれるような、緑いっぱいのテラス。マンションの入口からも、このテラスからもお店に入ることができます。

東京にいることを忘れさせてくれるような、緑いっぱいのテラス。マンションの入口からも、このテラスからもお店に入ることができます。

マンションの2室をカフェと花屋に改装。端切れを組み合わせたカウンターは、地下「カラクタ工房」の親方(あだ名)といっしょに作ったお気に入り。

マンションの2室をカフェと花屋に改装。端切れを組み合わせたカウンターは、地下「カラクタ工房」の親方(あだ名)といっしょに作ったお気に入り。

オリジナルブレンドのコーヒーは、深入りのくろもじブレンドと、すっきり系のしろもじブレンド(各490円)のふたつ。コーヒーにぴったりのスイーツは常時4-5種類。

オリジナルブレンドのコーヒーは、深入りのくろもじブレンドと、すっきり系のしろもじブレンド(各490円)のふたつ。コーヒーにぴったりのスイーツは常時4-5種類。

併設のお花屋さん「icca」では、月に数回フラワーアレンジやリースづくりのワークショップも開催。

併設のお花屋さん「icca」では、月に数回フラワーアレンジやリースづくりのワークショップも開催。

くろもじ珈琲
住所 杉並区西荻北4-35-10
電話 03-3395-3122
営業時間 11:00〜18:00
定休日 木曜・日曜

『ことりっぷ』目線の西荻窪案内はいかがでしたか? 西荻窪はずっとアンティークショップが多い街と言われてきましたが、今は新しいお店が増え、古いものと新しいものがほどよくミックスされた独自の風景が広がっています。小さくてこじんまりとしたお店が多いのは変わりませんが、お店同士のつながりが深く、どこもまるで兄弟や姉妹のような仲の良さ。「西荻窪の人たちに愛されているお店ばかりですが、地元色が強くて入りにくいということもなく、ちょっと立ち寄った人も受け入れてくれるオープンな雰囲気があります。マイペースさがちょうどよく、はじめての場所でも構えずに気負いなく楽しめるのが魅力」という編集部のおふたりの言葉通り、何度でも通いたい、自分の街にもあったらいいのにと思える場所ばかり。ぜひ、西荻窪を旅してみてください。きっと、帰ったらすぐ「また旅がしたい」と思えるはずです。